2015年8月15日土曜日

トラックボールを自作する 5

あまりにも日が空きすぎて忘れてしまった感がありますが、忘れていません。
更新ができていなかっただけです。

ほんとうですよ?


まずはボールを載せる中段の板、そしてベアリング支持部分の作成です。
ベアリングの軸がチョット太くて
差し込みにゴムハンマーを使いました。
二度と抜けないと思います(笑)
























少しだけボールの位置が高いかな?とも思いますが、調整は組み付けてから。
スクロールホイールを差し込む部品も、
ベースと部品のホゾがちょうど良いクリアランスだったので接着なしでイケそうです。
この段階はまずまず。


差し込んだ部品をいったん外して
ホイール部の確認
























大きく2点の不安点があったのですが、そのうちの1点がスクロールホイール部です。
・エンコーダとプリントした部品が、しっかりと結合できるか?
・エンコーダに半田付けした電線が部品をうまく避けられるか?
・スクロールホイールの左右の軸径のクリアランスは最適か? などなど。

ベストと思える状態で出力して、あとは現物合わせだなぁと考えていたのですが、
偶然にも?調整なしで全てが納まりました。
こんな事ってあるんだね(笑)


次にリストレスト部と、一番下のベースをプリントします。
リストレストは、データの時点で怪しかったので不安でしたが、難なくプリントアウト。
逆に、問題ないと思っていたベースのプリントで手間取りました。

5時間以上かけてプリントしたのに、
プリントずれ。























ずれてる。。。下から10mmに満たない部分が、Y軸方向にずれてます。
ショック!!

気を取り直して再度プリント。
上が一回目、下が二回目のプリントです























4時間を過ぎたころに、ご機嫌伺いで覗いてみたら、またずれてる!!!
気付いた時点で止めたので最後までプリントしてませんが、ずれ箇所は同じくらいの位置です。
微妙にずれ箇所の高さが違うので、データ不良じゃないな。


部品を分割しようかとも思いましたが、スライスの設定を調整してもうワンチャンスだけ。

・今回は両方ともY軸方向だが、以前似たような症状の際はX軸方向だった。
        ↓
・その際、プリンタ内の色々な部品との干渉を避けるために
 プリント範囲をMAXよりも小さめに設定してあるので、プリンタ部品の干渉ではない。
        ↓
・となると、プリント中の射出物との干渉か。
        ↓
・射出量が多くてプリント表面がZ軸方向に高くなってるのかも?
    ⇒射出量を、0.85から0.80へ調整
        ↓
・底面は上手くプリントできていて、一定量、上へいくと失敗するので、
 射出せずに空移動する際に引っかかるのかも?
    ⇒上記の予備措置として、空移動(トラベル)の移動速度を80%程度遅く調整。
      空移動の際にホットエンドをちょっと上げる設定もあるのですが、
      プリント時間が掛かりすぎる気がするので見送り。
        ↓
・フィラメント自体が何かに当たるのかも?
    ⇒フィラメントの通り道にガイドを作成。

これでどうだ!?
いいよいいよ~























ファンタスティック!























三度目の正直!
やっとズレずにプリントする事ができました。
達成感にひたる事なく、リストレストや基板などなどを組み付けてみます。
まだ調整前なので色々未結線です


















2点目の不安点だった、
ブルーLEDが出る部分と、中段の板と、上に載るボールのクリアランス。
接触(底付き)するとボールが回せないし、離れすぎると反応しないし、微妙。
これも現物合わせだなと思っていたのですが、またまた偶然にも問題なし!

懸念していた事は問題なくて、簡単だと思っていたところで引っかかる。
とても含蓄のある話ですね(笑)


USBに繋いで中途テスト


















カーソル移動がちゃんと反応するかどうか、USBで繋いでテスト。
ブルーLEDに下からライトアップされて、ちょっとキレイ!
左右が逆なので思い通りに操作はできませんが、問題なく動いています。

ついでに各スイッチ類もテスト。OK!(←後に基板のプリントが剥がれる事になるとは……)
放置しすぎたせいで、進む・戻るボタンを、どっちに接続したか忘れたのでこれもチェック。
緑が進むで、赤が戻るでした。ちゃんと色も考えて配線したんだ、忘れてたけど(笑)


さて、スクロールホイールを結線して、スイッチ類を取付て、
ここまでは、イイ感じ!


















だいたい完成!!!!!!!!


もう一度PCに繋いで動作テストっと。

あれ?


あれ?

左右クリックが反応しない。なぜ!?さっきは出来たのに!!

ここまできてバラすのは忍びないですが、バラしてみたら……
ビス留めで基板をギュッと押しつけたために、電線が押されて、
基板のスルーホールが抜けて、基板プリントも剥がれていました(T-T)

もう面倒くさいから投げだそう。 こんな事でめげません。

基板のプリント配線は無かったことにして、またICの足に直接結線する事にしました。
配線プリントを辿って、ICの仕様書とにらめっこして……面倒くさい。
二重の失敗!























右上は上手くいったのですが、右上から二番目に結線するのに手間取りました。
見て「ぷぷっ」と思われるかたもいるでしょうが、隣の足にもハンダが流れてしまい、
それを外したり吸い取ったりしているうちにICが溶けて……もういや。

で、なんとか結線して動作テストしてみるも、動かない!
なんで?

よーく自分のメモと見比べたら……結線する足を間違ってる(゜ロ゜)
右上方向じゃなくて、●印のある右下方向に結線しなくちゃいけなかったのです。

オモテから見たりウラから見たりしているうちに、無意識にやってしまった。

もうほんとに面倒くさいから投げだそう。 もちろん、こんな事でめげません。
ちゃんと半田付けしなおして、再テスト。


やった動いた!!!!!クララが立った!!

長くなったので、今回はここまで。
次回は、いよいよフィニッシュとなるカバーのプリントと取付です。
完成間近。

しかし、ここにも思わぬ伏兵が……

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