2015年7月27日月曜日

トラックボールを自作する 4

さて、前回のブログで電子回路の分解に失敗と書きましたが、
エンコーダを外すのに失敗して、
隣の何だかよく分からない部品(0.5mm角くらいの)が取れてしまったので
あーもうこれヤダと思って、無かったことにしました。

元々評判の悪いマウスだしさっ!と気持ちを切り替えて、次は有線を探し、
アマゾンさんで1000円以下で売っていたマウスを購入。

ということで、次の生け贄(マウス)はこれだ!!

またまたアマゾンさんから借りたお写真です























BUFFALO 有線BlueLEDマウス 静音/5ボタンタイプ ブラック

BSMBU19BK


レビューを見ると、クリック音がとっても静かで評判がいい!
スイッチは交換しちゃうから関係ないけどね。
アマゾンさんいつもお世話になります














で、動作確認だけしてさくっと分解。ごめんなさい。
基板もなかなかゆったりと大きくて
プリントも細かくないので、これなら上手くいきそう!
このマウスも
スクロールホイールに
エンコーダ使ってるんだな
























そして定番、スイッチを評判のいいオムロンD2F-01に交換。
必要な長さの配線を確保してハンダ付け。
エンコーダは現物合わせで
配線の長さを変える予定























またエンコーダを取り外すのに失敗して
基板のプリント配線がはがれちゃいました(笑)
2度目の失敗!!
2/3で失敗!






















基板を復旧するより、
オモテからICの脚に直付けするほうが楽だなぁと思って決行。
ダメかなぁと思ってテストしたら、奇跡的に動きました!
圧縮チューブを半田ごてで暖めたので
チューブにもハンダがチラホラ……気にしない!

















さて、次はいよいよ本体の製作です。
3Dプリンタを修理してもらっているところなので、しばらくは保留!!

2015年7月12日日曜日

トラックボールを自作する 3

机の中を探っていたら、以前買ってなぜか使ってなかった
マウス( 5つボタン + ブルーLED + Bluetooth )が出てきたので、
今回解体されるマウスはコイツに決定!!
いきなり解体されてしまっていますが……























ブログアップにあたって型番を調べたら、ELECOMのM-BT11BBでした。
いちおう価格.comで評判を見てみたところ、すこぶる悪い(笑)

使用中にBluetoothが途切れるんですってよ!
そうかぁ、それで机の中に仕舞ったんだな。

しかし、これベースで機構を決めてしまったので今さら後戻りは出来ないぜ!
と自分に言い聞かせて、さっさと次に進めます。


機構は以下のようにしました。
元のデザインにかなり近いですが、やはり色々と部品の干渉があったので、
幅が10mm太く、高さも10~15mm程度高く。
ともなって手首部分が痛くならないようにリストレスト的なものを付けました。

ボタンクリックは、ボディに切れ込みを入れて対応しますが、
それだけだと安っぽいし、何だか普通なので、
写真水色部分を革張りにしてボタンを隠してしまう予定です。
ボタン位置は指位置で合わせてあるので、見えなくても問題ないかなと。

あ、そうそう、トラックボールを自作する2で懸案だった右クリックですが、
小指の付け根で押す事にしました。

どんどん自分でハードルを上げている気がします。
全体は黒、革も黒、ボールは濃紺の予定です



















ボディはネジ留めするつもりなので、
電源スイッチ、ペアリングスイッチ、電池スペースは、
ボールを外せばアクセスできる位置にまとめました。
(元々コンパクトな基板だったのですが、ベアリング等と干渉する部分は移動しました)


















こんな感じで基板が入ります。


















不安点は山のように残っていますが、
まずは一番苦手な電子回路の分解と半田付けから始めます。


でも、来週は忙しくなりそうだから手を付けられるかなぁ。
本業ではないので、ほどほどに。


※7/18追記

電子回路の分解に失敗したらしく、左右クリックが効かず(笑)
1mm角より小さい部品が、斜めになってしまっていたのはルーペで確認済み。
その後、その部品が無くなったのも確認済み。。。

次の生け贄(マウス)は用意してあるのですが、仕事が詰まってきたため一時保留です。

2015年7月9日木曜日

トラックボールを自作する 2

まだ、元にするマウスを入手していないので、
どんな形状の「基板やらスクロールホイール」が入っているか分からないけれど、
まずは理想的な形を作ってみよう。


という事で、ここ数日ずっとイメージしていました。
 ・基本はエキスパートマウスで満足している
 ・ちょっとだけエルゴノミクスっぽくしたい
 ・スクロールは親指で操作したい
 ・あまり幅はとらないほうが場所的に有り難い
などなど。


そんな理想を元に3Dソフトで形状を模索していた結果、
出来上がったものは、どこかで見たことがある形に(笑)

まぁアレですね。
人の手の形が決まっている以上、合理的に考えれば考えるほど、
同じ答えに近づいていくって事ですね。

コピー用紙にプリントアウトして、組み立ててみました。
ボールはケンジントンの57mmボールです。
ボディはコピー用紙なのでペラっペラ
です。
























一発目にしては、まぁまぁ良い感じなんじゃないの?と思いました。
そして、手を乗せてみると……
ペラっペラを支えるために、手が空気イス状態。
無駄に力が入ります!
























おおっと、小指がはみ出ました。
右クリックできません。
右クリックは右サイドボタンにしちゃおうかしら。


そもそも、中身はベアリングの位置しか考えていなので、
右クリックをサイドボタンにできるのか、
もっと基本的な部分で、左クリックとホイールが干渉しないのか。

色々と問題が残ります。

一番造形に制限を掛けているのは、ウチの3Dプリンタの仕様です。
 ・プリント範囲は15cm角の中なので、部品は分割してプリントする。
 ・積層していくタイプなので、中空のものは基本的には出来ない。
などなど……制限があるから楽しいという側面もありますけどね。

このまま出来たら格好いいのが出来そうなんだけどなぁ。

トラックボールを自作する 1

かれこれ15年以上、ケンジントンのトラックボールを使っています。


会社勤めしていた頃からなので、
勤務先ではエキスパートマウスプロを、
アマゾンさんより写真拝借



















自宅ではターボマウスを使っていました。
というか、現在進行形で使っています。
同じく写真拝借





















一時期、Microsoftのトラックボールエクスプローラーに浮気したのですが、
やはり大玉+ベアリング支持の心地よさには勝てず、売却してしまいました。
同じく……



















今使っているケンジントンのトラックボールも
さすがに15年も使っているとヘタりが出てきて
共通部品をニコイチにして凌いでいるのですが、
あと5年はもたないだろうなと感じています。


新製品(といっても12年前に発売)を購入しても良いのですが、
現行品はボール径も小さくなり、ベアリング支持も廃止になりました。

実は7年くらい前だったかに、一度購入してみたことがあるのですが、
やっぱり違うなと感じて、これも売却してしまいました。
安定のアマゾン























そこで、もうこの際だから自作しようと。
そう考えたワケです。


具体的にはマウスの部品をバラして流用すればイケるなと。
さらに光学式マウスをひっくり返して使えばよいのでは?と考えて
ググってみたところ、同様に考えて実際に作っているかたがいました。
※勝手にリンクするのも憚られるので、控えます。


買ったほうが、工業製品的には良い物が手に入りそうですが、
このワクワクには敵いません。
さっそく脳内試作です。

2015年7月8日水曜日

リープチェアのヘッドレストを自作する 2

さて、どうやってイスにヘッドレストを固定するか。

一番現実的なのはオプションのハンガーを付けられるところに
 1.ハンガーの代わりにつける
 2.ハンガーと重ねづけする
という方法。

ハンガーは便利に使っているので外さない事にして、"2"の重ねづけを選択。

他サイトから拝借したハンガー画像です。
ここに重ねづけできれば強度的にも持ちそう。



















ハンガーの材質はΦ8の丸棒です。
(後に、コーティングをいれてΦ8な事に気付くが……)


さっそくΦ8丸棒を曲げる方法を模索するも、
イスに引っかける部分が、一辺30mmのコの字なため
自分では曲げることができず、
友人の先輩(わたしからみたら他人です)にお願いする事にしました。


口頭で説明しても分かりにくいだろうなぁと思い、
寸法図と、次のようなCGイメージを作成して、お伺いをたててみる事に。





















とてもレスポンス良く、材料調達~曲げまでして頂き、
本業のかたわら10日程度で仕上げてくれました。





















その晩に受け取って、自宅のイスに蒸着(宇宙刑事的な意味で)装着!!
取付具合を確認したかったので、ハンガーを外して単体で付けてみました。





















ファンタスティック!!!
これだけで、ほぼ完成といって良いのではないでしょうか。


頭を載せる部分は100均で見つけた良さそうなものを加工するとして、
このフレームと繋ぐ部分は、3Dプリンタで製作します。





















今3Dプリンタは修理して頂いているので、図面とイメージのみ。
とりあえず、腰にあてるクッションを縛り付けています。





















これはこれで、頭の載せ心地は悪くないのですが、
ちょっと不格好なので。。。

2015年7月6日月曜日

リープチェアのヘッドレストを自作する 1

さっそく、今つくっているモノを。


仕事をする時に座っているイスは、
スチールケースの、リープチェア(たぶんV2)です。
メーカーページより写真拝借
ウチに置くと、こんなに格好良くないです
























購入時に、
仕事するイスだからヘッドレストはいらないだろう
ケチって判断して、ヘッドレスト無しを購入しました。

「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
そう思うようになるまで、そう長い月日はかかりませんでした。

ちょっと目を休めたい時、レイアウトやページ割りを悩む時、
ヘッドレスト無しを買った自分の愚かな判断を呪いました。

同じくメーカーページより
純正ヘッドレストはこんな感じです
























ヘッドレストが欲しいという思いは日に日に高まり……

長くなりそうなので色々すっ飛ばして、結果から書くと、
「ヘッドレストの後付けは基本的には出来ない」
らしいという事が分かったので、自作することにしました。


具体的な方法は、眠たくなってきたので次回!

はじめに

ブログらしきものを
*
思いつきで新しく始め、何回か書いては放置し、
やがて思い出す事もなくなり、ついにアカウントもパスワードも忘れる。そしてまた
*へ戻る
を繰り返し、いくつ目かのブログらしきものとなります。


今回は仕事以外で作ったモノ、
その製作過程などを紹介していくブログにするつもりです。


なぜこういったブログらしきものを書こうと思い至ったか。


わたしはモノづくりで手詰まった時に、
自分と似たようなケースは無いか?解決策は無いか?と、ググります。
すると、先人たちの偉大な智慧の結晶たる“まとめ記事”が検索されます。
それら智慧の結晶を勝手に拝借することで、
手詰まりが一気に解決する事もあったり、解決にグッと近づいたりします。

そうやって長年助けられてきたワケですが、
今回、どうしても自分では技術的に解決できず、
また身近に解決できそうな人がいないという問題がおこり、
同様の問題を解決できているブログ主さんに、
「全く赤の他人なんだけど、助けて!」とコンタクトを取るという、
ちょっと冷静になって考えると余りに不躾な行動をおこしました。

そのブログ主さんは奇特なかたで、
こんな無茶な願いを聞き入れてくれ、修理対応してくれたのです。


この事が、製作過程を記録してブログに残そうと思ったきっかけです。


わたしが作るモノは、基本的には“自分にだけ必要なモノ”なので、
多くの人にとって有用かは分かりません。
分かりませんというより、おそらく多くの人にとっては無用です。

でも、どこかに1人くらいは
同じようなことを考えて、同じようなモノを作ろうとしている人が
いるかもしれません。

そんな人の一助になることが出来たら、
自己満足だけの私のモノづくりに、新しい意味が生まれるのかな
なんて思ったり思わなかったりしています。


また何回か書いて放置するかもしれませんが、それが私のデフォルトです。